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創業者尾池鋼之輔

創業者 尾池 鋼之輔

(1898年~1977年)

もともと職人さんの手作業で作られていた水引も、今日では、そのほとんどが機械によって作られています。実は、この水引製造機を開発したのが弊社創業者である尾池鋼之輔(故人)なのです。弊社創業者(故)尾池鋼之輔は、大正、昭和の約50年にわたりこの道一筋に業界の機械化・合理化に尽くしてきた人物です。

明治の頃、金糸や銀糸は、全て熟練した職人の手で撚って作っていましたが、尾池鋼之輔が機械で糸を撚ることを考案し、業界機械化の口火をきり、このことは高く評価されました。根っからの機械好きで、商売よりも機械づくりに力を注ぎ、発明特許を何十件も持っているほどのエンジニアでした。そんな中、水引の金箔銀箔を販売するうちに加工工程が金銀糸に似ていることに気づき、水引の機械化に成功することとなりました。

コヨリの紐(紙芯)をゴムロールで引っ張ると丸いものが楕円形になってしまいます。水引は1筋1筋が丸くなくてはいけません。丸い線状のものに着色する事、裏表の色を同一にむらなくすることなど苦労を重ね機械で金銀水引の生産自動化に成功しました。

こうした創業者の努力が、弊社の基礎を築き紅白水引やカラー水引の機械化につながりました。そして、金銀糸を水引の素材に利用した特殊水引の製品化、テトロンフイルムに蒸着(銀メッキ)させた製品の開発、アルミ箔からフィルムへとすばらしいラメの水引を生産することにつながりました。

弊社はこうした創業者の研究開発への情熱を受け継ぎ、これからも新しい素材、新しい製品をお客様にお届けしていきます。