水引・しきたり辞典

結婚・結納について

九州(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)の結納

11品目か9品目で行う方がほとんどです。目録は品数に数えません。

基本の9品目

  1. 熨斗
  2. 金包(男性からは「小袖料」「御帯料」「帯地料」、女性からは「御袴料」)
  3. 寿恵広
  4. 御知家
  5. 友白髪
  6. 子生婦
  7. 寿留女
  8. 結美和
  9. 家内喜多留

基本の9品目に目録を加えます。

11品目の場合

基本の9品目に帯や高砂を加えます。

7品目の場合

基本の9品目から結美和と家内喜多留を除きます。

結納金

50万円~100万円が一般的です。

結納返し

九州では、もともと結納返しという習慣がありませんが、最近では婚約記念として女性から男性へスーツや時計等の品物を贈るケースもあります。

特徴

結納の前に「一生一代(一升一鯛)添い遂げる」という意味を込めて、男性側から女性側へ、酒一升と鯛一尾を贈る習慣があります。また、九州では結納品に御知家(お茶)を含めます。この御知家には「お茶は移植すると根付かない→離婚しないように」という意味があります。
※地域によってしきたりや作法が異なることがあります。双方で十分に話し合い決定しましょう。