水引・しきたり辞典

季節の行事について

8月の行事としきたり

陰暦の月の名称:葉月(はづき)
6日:広島原爆の日
9日:長島原爆の日
14~16日:お盆
16日:送り火

広島原爆の日・長島原爆の日

広島原爆の日

1945年8月6日午前8時15分、世界で初めて原子力爆弾が実践で使用された日として、日本のみならず世界中でも知られています。
現在ではこの日に平和祈念式典が開催され、各国の首脳も集まる大きな式典となっています。
核兵器のない平和な世界を願う日として重要な日となっています。
当日に決まった作法はありません。その日あった出来事を忘れないことが一番大事なことではないかと思います。

長島原爆の日

1945年(昭和20年)8月9日午前11時02分、この日も日本に原爆が投下された日として認知されています。
広島と同様に、この日の意味を忘れないことが一番大事なこととなるでしょう。

お盆

お盆

先祖を浄土から迎えて供養し、感謝をする行事のこと。盂蘭盆会(うらぼんえ)の略称。
地域によって異なりますが、一般的には7月または8月の15日を中心に13日から16日(4日間)をさします。
亡くなった人や祖先の霊を迎え、冥福を祈る仏事です。

送り火

送り火

お盆で迎えた先祖の魂を再び送る行事。
送り火の方法は地域によっても様々で、家ごとの風習もあります。
有名なとこでは京都の五山送り火、各地で行われる灯篭流しなどもこの送り火の一つです。

新盆から送り火までの流れ

13日の夜に迎え火を行い、先祖の魂を迎え入れることから始めます。次の日から僧に教を読んでもらい、この時は近親者を招きます。16日以降に送り火を焚き、魂を再び送ります。この時使用した盆提灯は今年限りのものなので、
一緒にお焚き上げもしてもらいましょう。神式の場合はお盆の形が変わるので、近親者のお盆にかかわる時は注意いたしましょう。